感情の忘備録

浪人時に精神病に罹患、二浪を経て、底辺大教育学部で病状悪化、読書感想文や感情を吐露したりしてます。

墜落し続ける人生、不気味な憶測が事実となる。

 

最近二浪を決めて勉強している、いや、正確に言うともう確定したから。

文系科目はもう志望大のボーダーは超えている、あとは理系だけだ。

現役の時は底辺高校のカリキュラムや教員との相性やらで予備校に通っていたがそれでもディスアドバンテージが多く、ボロボロで文理壊滅状態だったが文系科目をある程度固めたらもう現役の理系だった頃の積み重ね、偏差値59を叩き出した能力はあるはずだ、こんな心身ボロボロになっても、それを掘り返すんだ。俺はまだまともにやれるはずだ。

 

もう振り切って勉強していた、しかし電話が掛かってきた。

 

祖母からだった。

 

祖母は勤勉で町で一番の進学校を出て国から補助金が支給される今でいうならば防衛大みたいなものだ、その類の難関国立看護大を首席で出て優秀だった。

母親から僕が落ちたことを聞いたらしい、そして数日経てば落ち着いたかと思い、電話をよこしてくれたのだ。

 

話の内容をまとめると、今後はどうするのか、後期は受けないのか。

 

というような内容だった、僕は各々説明し、その間に僕の身の上の話をせざるを得なかった。

僕が精神病になっていること、医者から侮辱されたこと、同じくらいの学力だった同期が現役で国立に行ったこと、浪人した現役時僕と大して成績の変わらなかった別の同期が僕と大差をつけて受験に成功したこと。

 

それを踏まえて前回の受診時に医者から負け組と言われたこと。

前々回の受診では気違い扱いされたこと。

 

これは母親にも言ったことがあるが特に何も言及しなかった、慰めもなかった。

別に同情や慰めが欲しかったわけじゃない、過去の状況を踏まえて、冷静に現状を見つめ、その真偽について言及してほしかった、発破をかけてほしかった。

しかし母親は馬鹿である。そんなことが出来るはずもない。元々期待もしていなかったからいい。

 

それに対し、賢明な祖母はその経緯を話したら僕の身の上を案じて

「人生どうにかなる、百年も生きられる世の中になったんだから一年や二年は関係ない、他人がどういったって関係ない。とにかく、自分を責めないように、何があっても自分のせいじゃない。」

と発言してくれた。特に後半の文は何回も言ってくれた。

 

不運にも母親より祖母の方が僕の身を気にかけてくれる、ありがたいことだが哀しい。

そしてその優しさに触れ、僕は電話中に涙を流しながら会話をしていた、いや、気付いたら涙が零れていたのだ。

 

祖母は難病に罹患している、それなのに僕の将来を懸念してくれる。

 

それからか、自分の不甲斐なさか、どちらで涙が出てきたのか分からない。

 

そして僕がこうなった訳を祖母に言ったのだ、こんなこと言ったら身も蓋もないけど、元はと言えば、高校受験で無理やり公立高校の志望を一つ下げて私立には行かせなかった。

それは母親にも口論となった際に言ったが慣習を言い訳として誤魔化された。

 

それについて祖母は金はなかったのか、と話した。

 

金がないのは薄々気づいてる、何故ならうちは母子家庭で病院も高校もそうやって済ませているからだ。

 

では実際離婚しているのか?

 

僕は離婚している思ってない、別に夫婦間の仲は僕から見たらいい方だし(他の夫婦を知っているわけではないが)父親は一週間に数日は仕事から帰ってくるし。

 

それを祖母に聞いてしまったのだ、暗に現実が示す状況、そしてその解を求める禁句を。

 

「両親は離婚しているのか?」

 

そう聞いたら祖母はそうだと答えた。

 

こうして僕の嫌な憶測は当たってしまったのだ。

 

つまりまた僕は負の烙印を押されたのだ。

 

もう醜い勲章しかない、一浪センター爆死、両親は離婚、精神病持ち、二浪確定、ヤニカス。

 

いつになれば俺は這い上がれるだろう、どこに行けば、俺は辿り着けるだろう。

 

こんな雨曝しの中、それでも生きていかなければいけない。

 

正直かなりしんどい、こんな辛酸を舐めている同期は僕くらいしかいないんじゃないだろうか。

 

何もかも報われなかった残念な、哀れな人間。

 

午後から勉強しようと思っていたが両親が離婚しているということが明確になりもう勉強どころじゃない、かなりしんどい。

 

もう死んでしまいたい。