感情の忘備録

浪人時に精神病に罹患、二浪を経て、底辺大教育学部で病状悪化、読書感想文や感情を吐露したりしてます。

未来に怯え、震えて迎える夜

 

今日は高校が同期の友人と会った、仮にアルファベットで示そう、少し複雑になるので

Aは一浪して大学生、Bは二浪の友人で男二人。

 

事の発端は突然二日前に「会わないか?」とAに言われ僕も特に用事がないので会った。

 

前まで週一でC(高校からの友人でBと付き合ってる、こんな情報はいらないかな、どうだろうか)が会ってくれて毎回色んなことを話していた。

 

だからそんなノリで軽く話すかと思っていた。

 

会ってまずは開口一番、近況を報告し合い、お腹が空いたと言われたのでパニック発作は出つつも我慢してしばらく歩いてファミレスに向かった。

 

そうすると浪人の友人Bが新物理入門

(これは進学校のトップの人間がやるような参考書で、基本は公式の導入や照明を微積分を使ったり、大学で習う公式を使って証明する内容となっており、高校範囲を逸脱しているとよく言われる、普通の人間は手にしない高校物理の参考書では最高峰に位置する参考書)

の知識をひけらかしてきたので、僕は少し興味があるもののそこまで聞いてないのにコピー用紙を出して数式でいろいろ説明してきたので仕方なしに煙草を吸いながら付き合っていた、実際早く帰りたかった、僕はパニック発作で十分に勉強できてないのであまりに高度な数式を使われると焦る、精神衛生上よくない。

 

Bは別に特段頭が良いという訳ではなく、現役のセンター試験でもパッとしない点数だった気がする。

それなのにいきなりそんな参考書を手にして、極端に演繹的で極論を展開する詭弁論者で僕はその割、懐疑的でない彼の主張の強さが目立つ話に辟易していた。

そしてついには京大の問題を出してきて一度解いたことがあるのに僕の前で解きだして

「こんなん教科書をしっかり覚えてればだれでも解ける」なんて言っていたかな。

 

半ば僕は呆れていた、一度解いたことある問題を解き直して悦に浸っているのだ、なんだか阿呆くさかった、そんなんほとんどの人間が出来るだろう。

 

帰り道、彼曰く「教科書を完璧にすればどんなほとんどの問題は解ける」ような話をしていた。

 

僕は彼の主張が詭弁、傲慢故に我慢出来ず反駁したが、彼は意思が固く、彼の友達の国立大生の忠告も聞かなかったし、僕も医者から聞いたその参考書の危険性を彼に伝えたが気に留めていなかった。

 

人生好きなように生きる、そんな人だった。センターが廃止されても改革後に乗りこむつもりだったらしい(実際は高校内で学力の参照にするテストが行われるので浪人生は確実に弾かれる)し、なんなら院試を受けるなんて言っていた、変わった人間だなぁと思った。

 

さっさと僕は撤退したかったので帰らないかと言い出した。

 

なんとか帰れたが僕の心は闇に包まれていた、二浪して一浪時にセンターも模試も受けてない人間とFランの大学生と集まって学問の話を偉そうに語っているなんてなんだか机上の空論で、砂上の楼閣で、何よりバカみたいでその場にいるのが苦痛だった。

 

とにかく僕は帰りたかったし、なによりその知識をひけらかされたぼくは漠然と焦りを感じた。

 

そして僕は精神病患者ということを思い出し、何も出来ないのか、と家に帰ってとにかくやたらと焦っていた。

 

なんだかとっても疲れた。

 

僕には希望がない、パニック障害との闘いも難航している。

 

本当に模試なんて受けれる日が来るのか、甚だ不思議であり不安である、故に勉強のやる気も起きない、こういった悪循環に陥っている。

 

明るい未来は僕にはあるのだろうか。